幕末と仕立屋

幕末まめ知識

【第一回】幕末と仕立屋

今でこそ一般的な「洋服」ですが、幕末の時代には着物が主流であり、洋服を着ている人はほとんどいませんでした。というのも、江戸時代にはキリスト教に対する禁教令により異国風の洋服が避けられていたほか、「奢侈(しゃし)禁止令」により、庶民の服装はシンプルな着物に限定されていたからです。

明治時代に入り長崎や横浜などの港が開かれると、外国人を中心に洋服を着た人たちが現れるようになります。その中には役人や通訳、船員や商人など外国人と交渉・取引を行う立場の日本人たちもいました。

外国人居住区から次第に伝播した洋服仕立て技術は、明治時代に西欧列強に日本が追い付くために欧化政策が採用されると次第に発展していくことになるのです。

「幕末維新 天翔ける恋」の主人公が生きるのは、まだ洋服が市民に浸透する前の、洋服など着たらいつ国粋主義者に切りつけられてもおかしくない、という時代の変わり目です。

そんな激動の時代の中で、洋風のドレスに憧れを抱く主人公の思いは、どのように貫かれるのでしょうか。

ぜひ、配信をお楽しみに♪